3Dイラストレーター 豊田 遼吾さんのフリーランスでの営業方法!

3Dイラストをメインに、アジア•ヨーロッパ•アメリカ•南米•中東地域など世界中の広告•映像•テレビCMのお仕事をしている3DイラストレーターのRyogo Toyoda(豊田 遼吾) さんのインタビュー。

Part1では幼少期からフリーランスに至るまでの経緯をざっくばらんとお話いただきました。(Part1はこちら)

Part2ではフリーランスになってからどのようにご自身の作品をPRして、お仕事を得るようになったかをお聞きしました。

―― 引き続きよろしくお願いします。

豊田 普段このようにお話することもあまりないので楽しいですね。

―― ありがとうございます。音楽以外にも10代の頃に親しんでいた漫画やアニメ、おもちゃなども豊田さんと共通のところがあって、ぼくも楽しんでいます。おそらく全て記事に書き切れないと思います。ごめんなさい。

豊田 大丈夫です。でも普段から親しむものに作品は影響されると思います。今考えてみると影響があったことを認識できます。

―― そうですよね。今後もPictboxでインタビューさせていただくクリエイターさんにお聞きししますね。

―― さて、今からは豊田さんがフリーランス活動を始めてからのことを中心に教えてください。いろいろな会社でお仕事をしていたとのことですが、フリーになった時に豊田さんのオリジナル作品はあったのでしょうか?

豊田 ありました。フリーになる前から、ずっと作りためていたものが手元にありました。

―― 就職していた際に担当されたお仕事の実績に加えて、豊田さんのオリジナル作品があったんですね。

豊田 はい。コツコツためていました。

―― 作品ポートフォリオを持ち込んで営業をしたのですか?

豊田 いいえ。実は、自分からは営業にいきませんでした。シャイなので苦手なんです・・・

―― そうなんですね。それでは、どのようにお仕事を得たのですか?

豊田 知人がBehanceというポートフォリオウェブサイトがあると教えてくれました。英語だけど世界中のデザイナーが使っているみたいなので勉強にもなるかなと思って使いはじめました。また、Behanceに以前からためていた作品を少しずつ投稿していきました。

―― すぐに企業から問い合わせがあったのですか?

豊田 いいえ。最初は問い合わせはありませんでした。

―― そうなんですね。それではどうやってお仕事を得るまでに至ったのですか?

豊田 Behanceは作品を見ている人々が「いいね」をすることができます。使い始めた最初の頃は作品を投稿しても「いいね」をあまりもらえませんでした。でも投稿時刻や投稿内容を工夫して、少しずつ「いいね」をもらえるようになりました。

―― 投稿はどう工夫されたのですか?

豊田 「いいね」をたくさん得ている人気のデザイナーの投稿内容や「Behanceの使い方」などのような記事を読んで自分なりに調査しました。

―― 「いいね」をもらえるようになって、仕事を得ることができたのですか?

豊田 「いいね」がたくさんもらえると、Behanceにあるランキングで上位表示されて目立ったり、ピックアップ枠に掲載してもらえるようになりました。それで自分の作品が目立つようになり企業から連絡をもらえるようになりました。

―― すごいですね。シャイなクリエイターでもインターネット上で作品に対して人気が高まれば企業から連絡をもらえるというのを実際に実現されているのですね。

―― PictboxもBUZZ RANKING(口コミランキング)やWEEKLY PICKUP(作品ピックアップ)などを設け、クリエイターさんの作品がより多くの人に見てもらえるように運営しています。

豊田 はい。とても良い試みだと思います。ユーザー数が多いと作品も埋もれてしまいます。作品が埋もれないような機能があるとクリエイターも喜ぶと思います。

―― ちなみにBehanceは英語ですよね。豊田さんは英語を話せるのですか?

豊田 英語は話せません。ウェブサイトは基本的な単語が使われているので問題なく使えています。

―― 海外の企業や外国人と打合せがある時はどうしているんですか?

豊田 緊張しますが、片言でなんとかやっています。最終的には絵が伝われば問題ないと思います。また、英語はペラペラでなくても、僕の考えを相手に伝えるために参考書類をたくさん用意したり、打合せ中に絵を書くこともあります。

―― そのほかにご自身の作品を知ってもらうために行っていることはありますか?

豊田 デザイン系ブログを運営している方に作品を見てもらうこともあります。たまに作品をご紹介いただけることがあったりして、それらのブログを見ているデザイナーやアートディレクターさんからお声がけいただいたこともあります。

―― ちなみに品川アクアパークのパンフレットのお仕事はどんな経緯で得たのですか?

豊田 広告代理店のアートディレクターさんからBehanceで作品を見たと問い合わせがありました。

―― そうなんですね。投稿されていた作品はオリジナル作品でしょうか?

豊田 はい。

―― オリジナル作品はどのくらいの頻度で作っているのですか?

豊田 毎日1時間はオリジナル作品のための時間を設け制作をしています。普段から作っていないと作品もたまりませんし、作ることによってスキルを得たり新たな作品のためのヒントを得ることができます。

豊田 また、作ったものを発信していくことによって、作品を気に入ってくれた方から連絡があり仕事につながることがあります。やっぱり、やり続けるのが重要だと思います。

―― オリジナル作品をきっかけにいろいろな展開が生まれているのですね。素晴らしい循環ですね。

―― ちなみに、最近はどんなオリジナル作品を作っているのですか?

豊田 大きな街を3Dイラストで作っています。

―― とてもおもしろうですね。ぜひPictboxにも投稿してくださいね。

豊田 はい。もちろんです!

―― パート2終わり。

次回パート3が最終回となります。パート3では、普段どのように制作しているか、どんなところで情報収集しているのかなどに加え、今後の活動方針などをご紹介します。

なお、豊田さんの作品はPictboxでもご覧いただけますよ。