tokyozentaiclub

“これはアート?はたまたエロ?全身タイツ”の魅力をTOKYO ZENTAI CLUBに聞いた!

テレビでも特集された「TOKYO ZENTAI CLUB」

全身タイツ”という何とも不思議で妖しい?!アイテムの魅力を発信する「TOKYO ZENTAI CLUB」。アングラな活動が中心かと思いきや、国内・海外問わずメディアにも取り上げられ、アートイベント「デザインフェスタ」にも出展し話題となりました。

全身タイツの魅力って?

エロなのか?アートなのか?

 

Pictboxでは、同CLUBの会長にお話を伺うチャンスを頂き、湧き上がるギモンを全てぶつけてみました!

—今日はお時間頂き有難うございます!テレビ番組で「TOKYO ZENTAI CLUB」の事を拝見しまして、これは面白いと思い取材を申し込ませて頂きました。

 

会長 有難うございます。某アイドルが取材に来た番組ですね(笑)。実は15年以上前から活動していて、最近になって色々なメディアに取り上げて貰えるようになりました。特に海外メディアの反応は早かったですね。フランスのAFP通信や、最近はオーストラリアの国営放送であるABCも取材に来ました。

 

—海外メディアが興味を持つというのは面白いですね。”全身タイツ”って日本独自のものなんでしょうか?

 

会長 発祥は日本ですし、私自身その点に誇りを持っています。私はもともと、ボディ・ペインティングとか、ウェット&メッシーと言われるような、いわゆる「フェチモノ」の映像を作ったりしていたんです。その当時知り合った知人に戦隊モノのマニアの人がいて、その人が私に「全身タイツに興味はないか?」と。

 

例えば仮面ライダーのショッカー(悪役の軍団)って着てるでしょ、全身タイツ(笑)。当時は全身タイツというものは、ほとんど知られていなくて僕自身興味を持ち映像にしてみたくなり、全身タイツの作品を撮るようになりました。全身タイツの創始者は、マーシーアナーキーさんと言う方です。

 

—「TOKYO ZENTAI CLUB」としての活動は、どんな経緯でスタートしたのでしょうか?

 

会長 そういった私の活動が「11PM」や「トゥナイト」とか、あの当時の深夜番組に取り上げられたりしていたんです。ただ、テレビ番組って制作側の意図に沿ってこちらも動かないといけないので、自分の伝えたい方向とはどうしても違う感じになってしまうんです。仕方のない事なんですが。

 

まずは知ってもらう事が大事と思ってある意味我慢していたのですが、徐々に自分の意図に合った活動をする方が良いと考えるようになって、今の「TOKYO ZENTAI CLUB」に発展していった感じです。

 

—「TOKYO ZENTAI CLUB」の現在の活動について教えてください。

 

会長 現在会員数は300名弱ほどです。その中で比較的活発に活動しているコアなメンバーが20~30人というところでしょうか。東京だけでなく、地方在住の方も多いので、そういう人たちは頻繁には一緒に活動できないというのもあります。地方の人達は、こちらが行ける時に声をかけて少人数で集まったりしていますね。

 

CLUBの活動は様々ですが、イベントの参加や独自イベントがメインで大掛かりなものだと「デザインフェスタ」に出展して、真っ白な全身タイツを着たモデルさんに来場者に絵を描いて貰うパフォーマンスを行いました。あとは、メンバーが部屋に集まり写真をとったり、ゼンタイのはなしをしたり。全身タイツを見て、触れて、着てもらう体験会などの開催も積極的にしています。

ライブペインティング(c)TOKYO ZENTAI CLUB

ライブペインティング(c)TOKYO ZENTAI CLUB

—活動方針はどのように企画しているのでしょうか?

 

会長 CLUB全体で何か決まったテーマや方針があるわけではありません。全身タイツの楽しみ方ってそれこそ人それぞれなんです。そして私もそうあるべきだと考えています。CLUBの中でもテーマ性のある企画を好む人もいるし、少人数で集まるだけのような楽しみ方を好む人もいます。

 

私は「TOKYO ZENTAI CLUB」を有名にしたいわけではなくて、全身タイツというものをより多くの人に知って貰い、楽しんで欲しいと思っているだけなので、楽しみ方は皆違って良いと思います。実際、CLUB以外の人で個人で活動されている方もいらっしゃいますし、全身タイツがある意味有名になる事を良しとしない人もいます。そういう人たちの気持ちも理解できるし、尊重したいです。

 

—全身タイツの魅力とは何でしょうか?

 

会長 これも人それぞれ違うと思いますが、共通して皆さんが言うのは、まず着ていると落ち着くという事です。何かに全身を包まれている感覚ですね。第二の肌とも言われます。全身タイツを着て寝ている、なんていう人もいます。自分の場合は、何か集中して考え事をしたい時なんかに全身タイツを着たりしますよ(笑)

 

ハマるとオーダーメイドで作って貰ったりします。以前は単色のタイツがほとんどでしたが、最近は色んな柄のテキスタイルを用いて自分だけの一着を作る人も増えています。よりファッションに近づいている感じです。我々のオリジナル柄もあります。

 

全身タイツは顔まで全て隠れるので、見られているけれど、見られていない感覚になります。例えば普段は引っ込み思案で目立ちたくない人でも、別の自分になれるというか、全身タイツだと注目を集める事を楽しめるという側面はあると思います。ボディラインがはっきり見えるのはアートかセクシャルか、という。そこが面白い。

—最近ではデザフェスに出展したり、対外的な活動にも力を入れていらっしゃいますね。

 

会長 デザフェスでは、無地の全身タイツを着たモデルさんに、来場者に自由にペイントして貰う企画で出展しました。「ZENTAI人間キャンパス」という感じです。出展してみて、色々な発見がありました。恐らくほとんどの人はまじまじと他人のボディラインを見る機会なんて無いと思うんです。全身タイツはボディラインがはっきり出るので、参加してくれた方は皆さん興味津々と言った様子でした。女性の参加者の方が積極的にペインティングしていたのも印象的でしたね。

DESIGN FESTA VOL.42!ゼンタイ人間キャンバスライブペインティング

—今後はどのような活動やクラブとしての展開を考えているのでしょうか。

 

会長 個人的には「ファッションとしてのZENNTAI」を押して行きたいと思っています。先ほどお話ししたようにオリジナル柄のタイツもそうですし、例えば全身タイツだけれど髪だけは外に出るようなものだったり、目の部分だけ開いていて着ている人の表情が垣間見れるようなものだったり。

 

普通の全身タイツだと視界がぼやけてしまうので、外を歩くと意外に危ないんです。場合によっては歩行を補助する人を付けることもあります。自分としては、全身タイツをより一般の人でも着やすい方向に広めたいと思っているので、まず一般の方に知って貰い、様々な機会を設けて実際に試して欲しいと思っています。

 

また、全身タイツは日本が発祥ですので、今後は世界に発信して行きたいです。実際に、海外で全身タイツを使ったパフォーマンスを積極的に行っている日本人の方もいます。国によってはまだ現地の警察等からの理解が得られず、かなり危ない目に合ったりした事もあるそうですが(笑)。自分は全身タイツを日本が誇れるカルチャーだと思っていますので、どんどん発信していきたいです。

 

この活動を通じて伝えたいのは、「全身タイツはこうあるべき」というものは無い、という事です。それぞれが、それぞれに合ったやり方で全身タイツを楽しんで欲しい。是非このインタビューでその点を強調したいです!

 

—ありがとうございました!

TOKYO ZENTAI CLUBのウェブサイトはこちら

3月末には撮影会もあるみたいですよ!